12月19日、アスニー山科で体験会を開催しました。
「ロルフィングが良いと思っているが、上手く説明できない。身体で体感してもらう機会があれば伝わるのではないか」
そう言われる方々が、ご友人たちに声をかけて下さりました。
その他には、10月の滋賀ワークショップでの感覚を思い出したいという方々、2日前にロルフィングを知り、興味を持たれた方などが参加して下さりました。
今回のような体験会は、やはりロルフィングの個人セッションとは違うものなので、同じレベルの変化にはならないのですが、ロルフィングで使う方法や仕組みの一端を知って頂くのには良い機会です。
身体に意識を向け、感覚に耳を傾ける練習の機会としても。
歩いてみて、身体を感じてみて、現在の状態を把握する。
そして横になり、ペアの方の手を頼りに、身体に意識を向け、新しいイメージを選択したり、これまでとは違う感じ方を選択してみる。
それからまた、歩いてみて、どう違うのかを感じてみる。
役割を交代しながら、それを繰り返しました。
見るからに背が高くなった方。
肩の力が抜けた方。
呼吸が楽になった方。
こういった方法でも身体が変わることに不思議さを覚えた方。
さまざまな体感や気づきがあったようです。
触れられているだけでも身体が変わっていくこと。
イメージや意識を変えるだけでも身体が変わっていくこと。
その方なりの感覚で体感して頂けたと思います。
ペアワークでは、相手の身体に触れている手が、だんだんと身体に馴染んでいくのが分かったり、相手の身体の硬さがなくなっていく変化に気付けた方が多かったようです。
個人セッションを長年受けられている方々にとっては、普段のセッションで、ご自身の身体にどんなことが起きているのかを客観的に理解し、僕がどんなことを感じながらワークしていたのかを体感して頂く良い機会だったのではないかと思います。
また、お互いに感覚を伝え合うことには、自分にはなかった視点を得られる良さがあります。
自分では変わった気がしなくても、ペアの方に左右が違って見えるくらい変わったことや、歩き方が変化していることを指摘してもらうことで、そうだったのかと驚かれる方も多いです。
自分の感覚が当てにならない場合もある。
今の自分には、感じられない変化がある。
とても大事な気づきだと思います。
それが、癖であり、習慣なのです。
個人セッションでも同じですが、変化に気付けるようになるまでに、少し時間や回数が必要な場合があります。
それでも、ある時、自然と分かるようになり、どんどん深まっていきます。
言葉で知ることと、それを体感してみることには大きな差があります。
そして、それを積み重ねることでしか見えてこないものがあるのです。
何とか、こういった方法に含まれている可能性や重要性に気づいて頂きたいなという思いがあります。
どなたでも、その気になりさえすれば変化が始まるので。
楽な在り方や、より良いイメージを選択をすることは、練習を繰り返していくことで上達します。
少しづつだとしても着実に習慣を変え、身体を変えていく力があるため、一度でもやってみることには大きな意味がありますし、回を重ねていけば、なおさら良いです。
そして、習慣の力は強いので、忘れたら思い出し、なるべく良い選択をする時間を長くすることは、とても大切なことです。
それができれば、変化はより深まり、継続します。
ぜひ、ご自身でそんな機会を作ってみたり、ロルフィングのセッションやワークショップを通して、経験を重ねてみて下さい。
変化する可能性が、当然のように見えてくるはずです。
次回は1月14日(日)に同じくアスニー山科で体験会を開催します。皆さんのご参加お待ちしています。