ロルフィング体験談

 

つい体に力が入ってしまい思うように体が動かない!自分を変えるきっかけが欲しい!という方におススメです。

 

何をするにも力が入り、首も肩も常にバキバキ。

この力が抜けない身体を何とかして、お稽古している「狂言」のパフォーマンスを上げたいと思い、セッションを受け始めました。

10シリーズの後も、定期的に整えて頂いています。

 

セッションは、軽くふれて語りかける声が、身心の奥の方(のどこか)に響いて何かが緩む、そんな感じで身体感覚が変化していきます。

不思議な感覚になることもあります。

例えば天井が低くなり、足が地球の裏側まで突き抜けたように感じたり、後ろ向き全力ダッシュができる気分になったり、時には足裏に強力バネがつき、山の上までジャンプできそうになったり、両腕で羽ばたけば飛べそうにもなりました(もちろんそんな事はできないですが)。

 

毎回、面白い変化があります。

そのときわからなくても、日々の生活の中で「あれっ?」と思うような変化も起きて毎日が楽しいです。

 

お稽古では、身体が以前より軽やかに動き、何より声が、お腹の奥の方から、気持ちよく出るようになってきました(気分だけかも?)。

また3か月毎くらいで、頭痛,発熱,吐き下し、で苦しんでたのが、いつの間にかほとんど無くなりました。

 

そして身体感覚が変わると、人との関係も変化します!

少し苦手だった人が、突然何やら可愛らしく思えたり、以前なら我慢して言えなかったような言葉が、ポロっと口からこぼれ出たり。

 

こんな感覚を楽しみながら、少しずつ、軽やかに動く身体にしていきたいと思う方、是非一度体験してみてください。

 

声とロルフィング

 

先日、京都の金剛能楽堂で開催された「狂言の会」を観に行きました。

狂言のお稽古に役立てたいという思いもあって、ロルフィングを受けて下さるようになったお二人が出演される発表会です。

 

身体全体のバランスを調整し、本来の、楽に動ける身体を目指すロルフィング。

それは、身体を使って表現する狂言などのパフォーマンス向上に役立ち、怪我をするリスクも下げてくれると思います。

 

ロルフィングで、すり足をはじめとする所作がやり易くなること。

視野が広くなったり、落ち着いて演じられるようになっていること。

そんなコメントを頂いてます。

 

それから声。これが大きく変化するのです。

舞台が近くなると、スムーズに、気持ちよく声が出るようにと、メンテナンスも兼ねてロルフィングに来て下さります。

 

セッション後は、声の出どころが変わり、身体全体から出るような、通りの良い感じになります。

また、抑えめに話されても全身に反響するような大きな声に変わるので、はっきり違いを感じられます。

 

首や肩、胸や喉の辺りに緊張があり、固くなっている時は、声が出にくくなりがち。

それが、身体全体のバランスや姿勢が良くなり、緊張していた部分が柔らかくことで、声が出やすい状態になります。

 

それに加えて、身体を硬くしていることに気づき、それを解放する練習をすること。

リラックスした身体の状態を選択する練習をすること。

これらもまた、緊張の和らいだ、声が出やすい身体を手にするのに大きな助けとなります。

 

そして、こういった練習は、肩の力を抜き、楽に呼吸し、リラックスして動ける身体に変わることにつながっていきます。

繰り返していくと、穏やかで、落ち着きのある心身への変化を感じられることでしょう。

 

狂言の上達に、そして日常生活にロルフィングが役立っているというお話を聞かせて頂けるのは、やはり嬉しいことです。

日々の出来事を、軽やかに、穏やかに、そして楽しく経験するお手伝いができたら良いなと思っています。

 

「この声でのお稽古は楽しみだ」

「この心身の感覚をもって舞台に上がりたい」

お二人はいつも、にこやかな表情でセッションルームを後にされます。

 

にこやかに舞台で演じるお二人の大きな声と、堂々とした姿に心を動かされながら、笑いのある、明るい狂言の世界を楽しむことができました。

狂言に興味のある方はぜひ。

いつもとは違った非日常の空間で、明るい笑いの世界の中で、心が解放されます。

 

深い呼吸を手にするために

 

深い呼吸とは、大きく呼吸しているということだけではありません。

それが起きている時、楽な感じや、緊張が和らぎ、ほっとする感じ、解放される感覚などが伴っているでしょう。

深い呼吸は、心身の健康にとって欠かせないものです。

 

3/24の体験会でも、個人セッション同様に、呼吸運動の中心となる横隔膜のはたらきを理解することから始めます。

肺や肋骨、背骨との関係も含めた解剖学のイラストや画像を見ることで、横隔膜がどこにあって、どのように動いているものなのかがイメージできるようになると思います。

 

こういったイメージを浮かべながら練習するだけでも、呼吸が変わり始めます。

イメージや情報を修正すると、身体が変わっていくのです。

 

また、深い呼吸をするためには、リラックスしていることが必要となります。

緊張して身体を固くしている習慣に気づき、それらを手放していく練習も、深い呼吸を手にするために欠かせない大切なことです。

これも、繰り返し練習することで上達していきます。

 

ロルフィングの個人セッションや体験会の良さは、他者の手や視点に助けられることです。

1人で練習するよりも変化しやすいし、やはり楽です。

 

そして、良かれと思って続けていた方法や、無自覚だった癖から解放されること。

これが、本当に大きな一歩になります。

今の自分の目には見えないことがあり、自分のこれまでの方法だけでは出来ないことがあります。

 

深い呼吸が起き、穏やかさや解放感を味わっている時、姿勢や動きが良くなっていることにも気づかれることでしょう。

それを、ご自身の身体で感じ、納得してみて下さい。

 

3月24日(日)   深い呼吸をテーマとしたロルフィング®︎体験会

会場:アスニー山科・和室

時間:13時15分〜15時45分

           (受付12時50分〜)

参加費:3,000円

 

お申し込みは、LINE、インスタグラム、メールやお電話からお願いします。

今後のアスニー山科での体験会は2ヶ月に1回開催予定です。

5月26日(日)テーマは「足」

7月27日(土)テーマは「骨盤」

9月、11月にも開催予定です。

皆さんのお申し込みをお待ちしています。

 

公式LINEアカウント

https://lin.ee/LsjHxLf

インスタグラム アカウント 

https://www.instagram.com/rolfing_in_kyoto?igsh=MWp4MmhvNXllZ3F5Yw%3D%3D&utm_source=qr

 

1/14 体験会@アスニー山科

 

今回も「不思議な体験だ」という感想が多かったです。

手を置いているだけなのに、なぜ身体が変化するのか。

感じ方やイメージを変えるだけで、なぜ身体が柔らかくなったり伸びたりするのか。

それが不思議だと。

 

以前の僕も同じように考えていたので、その気持ちは良く分かります。

今は、程度の差はあれ、変化するのが当たり前だと思っていますし、ロルフィングを経験されている方々もそうだと思います。

 

そういった仕組みがあることを、言葉だけではなく身体で実感するのが大切だと思います。

そして、それを深めていくことも。

 

「呼吸が楽になった」

「身体が軽い」

「優しい気持ちになれていた」

「歩くのが楽」

「脚が長くなったように感じる」

「姿勢が良くなった」

「初回よりも感覚が分かり易い」

 

今回の体験会での主な感想ですが、ロルフィングの個人セッションでお聞きする内容とも共通しています。

 

「手のひらで、ペアの方の身体が変化するのが分かり驚いた」

「ペアの方の緊張が和らいでいくのと同時に、自分の身体が広がり、楽になっていくのを感じた」

「触れている自分が癒されるようだった」

 

これらは体験会ならではの感想ですね。

そして、僕らのような手技やカウンセリングを伴う職種では、日々体験しているお馴染みの感覚でもあります。

 

変化そのものは、程度の差はあれ誰にでも起きますが、それをすぐに、はっきりと知覚することには少し難しさがあるかもしれません。

使い慣れた自分の感覚だと、新しい変化が分かりにくいようです。

変化が無いように思えるのです。

 

僕自身も感じることは苦手だったので、感覚が分からないというストレスは想像できます。

それでも少しずつ練習すると、感じる力、気づく力を育てていくことができます。

そして、その力は、自分の心身をケアし、健康を保っていくための大きな助けとなってくれることでしょう。

 

今回は、体操教室の生徒さんのグループ、狂言を学ばれている方のグループ、看護師さんや身体のケアをするお仕事をされている方々がご参加下さり、約半数の方がロルフィングに触れるのが初めてでした。

それでも、皆さんが共有してくださったお話から、各々が十分に変化を感じとり、何かを得られたことが分かりました。

 

僕がロルフィングに触れ、学び始めた頃と比較すると、皆さんの感じる力はすごいなと感心しながらお話を伺っていました。

その感覚を深めていけば、より良い結果につながることでしょう。

何らかの形で継続して頂けたら嬉しいです。

 

今後、アスニー山科でのロルフィング体験会は2ヶ月に1回開催予定です。

324() テーマは「深い呼吸」

526() テーマは「足」

727() テーマは「骨盤」

 

9月、11月にも開催予定です。

皆さんのお申し込みをお待ちしています。

 

ロルフムーヴメント™️

 

僕は、思うようにならない姿勢や、楽にできない身体の状態に悩み、試行錯誤してきましたが、ロルフィングを通して、身体を楽にする手がかりが分かってきました。

変わっていく方法はあるのです。

 

ロルフィングセッションの大きな特徴は、受け手本人に参加してもらうことです。

「その人自身が、自分の身体に目を向け、身体への考え方や付き合い方を変えることが、健康を保つのに欠かせないのではないか」

そんな考えが基本にあるからです。

 

日常での身体の使い方や、毎日の過ごし方が、姿勢や健康に大きく影響します。

ということは、その要素が変化すれば、身体も変わるのです。

 

僕は、この視点に大きく助けられたので、セッションの中で、習慣や癖に気付き、それを手放し、本来の動きを手にする練習に時間をかける傾向があります。

 

アメリカのインストラクターが「あなたの、この部屋での歩き方が、あなたの人生の歩き方だ」という言葉を残しています。

 人生の歩き方が、その在り方が、今の瞬間の部屋の歩き方に現れているということです。

 

どのような価値観で、どんなことを考えて生きているのかが、動き方に大きな影響を与えています。

身体や動きが変わるためには、いわゆる「方法」だけではない、別の何かが変わる必要があるとも言えるでしょう。

 

ロルフィングコミュニティーは、動きの変化を通して、身体(姿勢)の変化を探っていくアプローチを「ロルフムーヴメント」と名付け、発展させてきました。

ロルファーの認定とは別に、ロルフムーブメントの資格認定トレーニングがあります。

 

僕はロルファーになって3年目に、シドニーでのトレーニングコースに参加しました。

そこでは教え方よりも、ロルファー自身が、自分の身体への気付きを高めることに主眼が置かれていました。

 自分の身体感覚を伴って学ばない限り、深まっていかないからです。

 

大きな助けになったのは「正しく動きたいと強く考えるだけでは上手くできない仕組みなのだ」という理解でした。

リラックスする方が良いということを、感覚的にも、理論的にもようやく納得できたのだと思います。

 

ちゃんとしようと思うことで、身体の奥が収縮すること。

無意識で続けている、小さい時に覚えた背中を緊張させる立ち方。

誤った解剖学の知識や、身体に持っているイメージ。

身体の内部や周辺にある、空間を感じにくい領域の存在。

目、耳、口などの感覚器官の緊張感。

 

このような、ほぼ無自覚な癖は、姿勢や動き方に大きな影響を与えています。

そこに意識を向け、はたらきかけることで、これまでとは違う身体が体験できます。

 

それは、脳の中にあるプログラム、情報、地図、設定を変えることで、身体の変化を促すような作業だと言えるでしょう。

 

トレーニングコースの終わり近く、インストラクターに言われた言葉があります。

「今は感じられないと思うけど、あなたの胸(ハート)の中には、もっと広大な空間がある。それは、もっと大きく、もっと深い」

だから、それを見続けていきなさい、いつか感じられるようになると。

 

その時から、普段の生活や日々のセッション、さまざまな学びの中で、その言葉を心に留めて過ごしました。

 今、「本当にそうだったんだな、それが感じられるようになるんだな」と、感謝の気持ちと共に、その言葉を思い返します。

 

皆さんにも、当然広がっている空間です。

それに気づいていきましょう。

 

ささやかな感覚の違いに目を向け、それに気づき続けることが、大きな変化につながる。

そんなロルフムーブメントから学んだ視点が、僕のロルフィングセッションの核になっていると感じます。

 

体験談 40代女性

 

10シリーズを終えて10日あまりが経ちました。

10回を終えたら、心身共に区切りのついた感じになるのでは」と想像していたのですが、実際には、日々の生活もからだも連続していて、流れるようにすぎていくというのが正直な所です。

だからこそ、習慣や様々な事への意識の向け方が問われるのだなと、あらためて考えているここ数日です。

 

思い起こせば、自分自身で予測のできない不調の連続が受け入れられずに息詰まる中で、どこかに突破口はないのか、できることなら克服する方法はないのかと、特効薬を探すような気持ちで受けてみたいと思ったロルフィングでした。

けれど、そんな気持ちとは全く違う視座から広がる世界があると案内していただいた中で、結果として「息詰まる」ことがぐっと減り、本当の特効薬がどこにあるのか、たくさんのヒントをいただいた事のありがたさを、しみじみと感じています。

 

ヒントだけでなく、実際にからだが楽になった事 ー 特に、穏やかに眠れるようになった事、痛みや負担なく立ち、歩ける事のふたつがもたらしてくれた安心感は本当に大きく、余裕のかけらもなかった、ここ数年の私の生活の質を少しずつ変えてくれつつあります。

そして、からだが楽になるにつれて、気持ちの方にも、考えたり感じたりする余地がうまれていったようにも思います。

 

そんな経過の中で、感じた様々な事は、私にとって「手放す」前に、固く閉めていた引き出しの鍵をひとつずつ開けていく作業のようでした。

開ける中で、ここ数年の私が最も置き去りにしていたのは五感を使うことだったと思い至ったり、忘れ物を思い出すような気分になる事が度々ありました。

思い出しすぎた感もあるのでここから先は引き出しの中の整理を心がけつつ、手放したり、委ねたりすることが実感できるようになりたいと思っています。

 

また、これまでの私には全くなかった発想で、一番考えさせられたのは「痛みを置いていかない」という先生の言葉でした。

激しい痛みのない今だから腑に落ちるのですが、この先、痛みと再会した時に、自分がどう対峙し、どうありたいと思うのか大きな宿題をいただいた気がしています。

 

もうひとつだけ私にとって大きかったのは、先生の手の柔らかさと深さでした。

毎回セッションを受ける度に、手で、という事に限らず、私は周り(人にも物事にも)にどう触れているだろうと、思いをめぐらすきっかけを与えていただいていました。

 

心身共に貴重な体験をさせていただいた事、又、皮膚の事をはじめ、なかなか力が抜けないでいる私に、きっと様々ご配慮いただいていたのだろうなと本当に感謝しています。

ありがとうございました。

色々な気付きに周回遅れな感があり、手放す作業を修了させるには時間がかかりそうですが、それも自分らしさだと受け入れつつ、あわてず、あせらず、すごしていきたいと思います。

 

選択できると知っていること

 

穏やかであること。

楽でいられること。

気分良く過ごせること。

 

それらを選択できると知っていることには、とても大きな意味があると思います。

望ましくない心身の状態を変えていくことは可能なのです。

 

日々の生活の中で、感情が揺れ動くことは沢山あります。

体調の波もあるでしょう。

 

それでも、その時なりの落ち着きや穏やかさを選択することはできます。

練習を重ねた分だけ、上手になっていきます。

 

穏やかで、落ち着いている時の身体の状態があります。

そんな身体の感覚や動きに慣れ、それを選択できるようになることで、落ち着いている心の状態へと変化しやすくなるようです。

 

ロルフィングのセッションでは、緊張している時と、落ち着いている時の、身体の感覚の違いに気づく練習をします。

どのような感覚の時に、穏やかさを選択しているのかを体感し、理解していくのです。

そして、違和感を覚えた時に、望ましい心身の状態へと、切り替えられるようになることを目指していきます。

 

穏やかさや落ち着いた気持ちは選択できる。

それを知り、そうできるようになるお手伝いをすること。

 

それは、ロルフィングのセッションの中でも、特に大きな意味を持つ部分だと感じています。

なぜなら、そこには、ロルフィングの求める心身の健康を手にするために欠かせない、大切な要素が含まれているからです。

 

そして、今すぐに完璧にできないとしても、そういった選択は可能であり、その方向へ進んでいると知っていること。

それが、さまざまな事が起きる毎日を過ごす中で、心のよりどころになってくれるのではないかと考えています。

 

19年目

 

開業して、19年目に入りました。

毎年のことながら、この時期には、もうそんなに時間が経ったのかと感じます。

 

ただ、以前よりも、ロルファーではなかった時のことがイメージしにくくなっているという違いはあります。

やはり、それだけ時間が経ったということですね。

 

ロルフィングの技術を高めたい。

より良いセッションをして、来てくださる方々に喜んで頂きたい。

それは、この仕事を始めた時から、変わらず持ち続けている思いです。

 

そんな中でも、健康やバランス、調和といった、ロルフィングをする上で核となる言葉の捉え方は、年々変化しています。

セッション時に感じ取り、使っている情報の内容も、当初と比べると大きく違ってきました。

 

こんな感じが広がるときは良い。

こんな感じではない方がいい。

セッション中での、そういった内的な感覚も、年々はっきり分かるようになりつつあります。

 

また、自分自身の変化を促すために、日々意識する内容も変わっています。

世界観が変わり、大切にしたいポイントも変化しているからです。

 

ロルフィングの技術の向上のためには、方法だけではなく、自分自身の在り方が変わる必要があること。

それを、年々思い知らされます。

心身のさまざまなレベルで深く変化していかない限り、できないこと、感じられないことがあるようです。

 

だから、それが分かるようになるまで、やれることを続け、心身両面で変化が進んでいくのを待つ。

そのような姿勢で、毎日を過ごしています。

 

そして、その部分が、この仕事を続ける上での大きな楽しみとなっています。

どのように感じ、考えられるようになるのか、そして、どんな身体に変化していくのかを感じながら過ごせるからです。

 

ロルフィングを長く続けてくださる方々も、同じことを話されています。

心身の仕組みが分かってくる面白さがあり、自分がどのように変わっていけるのか楽しみだと。

もちろん、心身ともに健康で、気分良く毎日を過ごせることが、一番の目標なのですが。

 

僕にとっては、日々のロルフィングのセッションは、自分の状態や、成長の度合いを測る大切な機会にもなっています。

より良い方向に進んでいるのか、在り方はどうなっているのかを確認できる瞬間です。

そんな機会をこれまで沢山頂けたこと、本当にありがたいなと感謝しています。

 

来てくださる方々と、自分自身に起きてきた姿勢、体調、症状の改善や、心の安定や緊張感の緩和といった良い変化。

それらが、良い方向に進んでいるのだろうなという安心を与えてくれます。

 

長く続けてきたことで、ロルフィングを、そして、人が持つ健康になる力を、より深いところから信頼できるようになってきました。

継続してきたことの恩恵だと思います。

 

より良いロルフィングのセッションを行えるように、今後も心がけていきます。

19年目も、よろしくお願いします。

 

「呼吸しながら、歩ける」

 

ロルフィングのセッション後に、よくお聞きするのが、この言葉です。

呼吸しながら、楽に歩いているご自身に気づき、こんな感想を述べられるのです。

 

そして、これまでが、どんな状態だったのかに気づき始めるのです。

息をとめて歩いていた気がする、と。

 

もちろん、私たちは、呼吸をしながら歩いています。

ただ、楽に、呼吸しながら歩けるようになった時には、本当は楽ではなかったようだと分かるのですね。

 

そして、自分の中にある緊張感に気づき始めます。

自覚せず、身体を固くする習慣にも。

それは、長く続いていた緊張を和らげることを助け、さまざまな問題の解決につながることでしょう。

 

重力と調和し、良い姿勢で立ち、楽に歩ける身体になると、深い呼吸ができるようになります。

また、緊張して心身が固くなった時、落ち着きを取り戻すと、楽な呼吸に戻れるようになります。

そのような心身になるお手伝いをするのが、ロルフィングのセッションです。

 

本来の、楽な身体に出会うために、ぜひロルフィングを使ってみて下さい。

せっかく備わっている機能ですから、十分に使い、伸ばしていきたいですね。

 

ご自身の力に気づき、楽に、深く息をしながら過ごせる1年となりますように。

本年もよろしくお願いします。

 

ここも動くところ

 

「ここも動くところだったのか」

新しい動きが感じられた時に、よくお聞きする感想です。

 

その箇所は動かない。

なぜか、そう思っていたことも分かってきます。

その思いも、無自覚の習慣と言えますね。

 

動かないと思っていたところが、ほんの少しだけでも、動くところに変わる。

それは、とても大きな違いを生み出してくれます。

 

その、ほんの少し、新しい動きを感じられるような練習を、ロルフィングのセッションでは大切にしています。

長い目でみると、その影響力は「ほんの少し」ではないからです。

 

ある部分が上手く機能しないことにより、他の様々な箇所にも大きな負担がかかっています。

慣れていると、気づかないことが多いですが。

 

新しく動くところが現れる。

すると、その部分の不具合を補うために必要だった他の箇所にある緊張が、少し緩んでいきます。

それが、別の部分の緊張を和らげ、それが次のと続きます。

 

ある一つの条件が変わるだけでも、身体には、とても大きな影響があります。

身体は、全体で一つのものとして機能するからです。

 

「とても良い感じ」

動いてなかったところが動くようになった時に、よくお聞きする、もう一つの代表的な感想です。

そんな感覚を味わいながら、日々を過ごせると良いですね。