深い呼吸を手にするために

 

深い呼吸とは、大きく呼吸しているということだけではありません。

それが起きている時、楽な感じや、緊張が和らぎ、ほっとする感じ、解放される感覚などが伴っているでしょう。

深い呼吸は、心身の健康にとって欠かせないものです。

 

3/24の体験会でも、個人セッション同様に、呼吸運動の中心となる横隔膜のはたらきを理解することから始めます。

肺や肋骨、背骨との関係も含めた解剖学のイラストや画像を見ることで、横隔膜がどこにあって、どのように動いているものなのかがイメージできるようになると思います。

 

こういったイメージを浮かべながら練習するだけでも、呼吸が変わり始めます。

イメージや情報を修正すると、身体が変わっていくのです。

 

また、深い呼吸をするためには、リラックスしていることが必要となります。

緊張して身体を固くしている習慣に気づき、それらを手放していく練習も、深い呼吸を手にするために欠かせない大切なことです。

これも、繰り返し練習することで上達していきます。

 

ロルフィングの個人セッションや体験会の良さは、他者の手や視点に助けられることです。

1人で練習するよりも変化しやすいし、やはり楽です。

 

そして、良かれと思って続けていた方法や、無自覚だった癖から解放されること。

これが、本当に大きな一歩になります。

今の自分の目には見えないことがあり、自分のこれまでの方法だけでは出来ないことがあります。

 

深い呼吸が起き、穏やかさや解放感を味わっている時、姿勢や動きが良くなっていることにも気づかれることでしょう。

それを、ご自身の身体で感じ、納得してみて下さい。

 

3月24日(日)   深い呼吸をテーマとしたロルフィング®︎体験会

会場:アスニー山科・和室

時間:13時15分〜15時45分

           (受付12時50分〜)

参加費:3,000円

 

お申し込みは、LINE、インスタグラム、メールやお電話からお願いします。

今後のアスニー山科での体験会は2ヶ月に1回開催予定です。

5月26日(日)テーマは「足」

7月27日(土)テーマは「骨盤」

9月、11月にも開催予定です。

皆さんのお申し込みをお待ちしています。

 

公式LINEアカウント

https://lin.ee/LsjHxLf

インスタグラム アカウント 

https://www.instagram.com/rolfing_in_kyoto?igsh=MWp4MmhvNXllZ3F5Yw%3D%3D&utm_source=qr

 

「深い呼吸」をテーマとしたロルフィング体験会

 

3月24日(日)にアスニー山科で、「深い呼吸」をテーマとしたロルフィング体験会を開催します。

 

重力と調和し、楽に動けるバランスの良い身体」を目指すロルフィングの考え方を基に、呼吸に役立つ解剖学的な情報を学びながら、無理なく深い呼吸ができるようになる練習をしてみましょう。

 

個人セッションで行うロルフィングそのもの(10シリーズ)とは違うのですが、ロルフィングを知る機会として、そして呼吸の理解を深める機会として活用して頂けます。

 

2人ペアとなり、軽く身体に触れてもらう手を助けとして、身体に意識を向ける練習をします。

 

日時 : 3月24日(日) 1315分〜1545分  (受付1250分〜)

会場:アスニー山科・和室

参加費:3,000

 

今後のアスニー山科での体験会は2ヶ月に1回開催予定です。

526()テーマは「足」

727()テーマは「骨盤」

 

9月、11月にも開催予定です。

メール、LINE、インスタグラムなどからの皆さんのお申し込みをお待ちしています。

 

公式LINEアカウント

https://lin.ee/LsjHxLf

インスタグラム アカウント 

https://www.instagram.com/rolfing_in_kyoto?igsh=MWp4MmhvNXllZ3F5Yw%3D%3D&utm_source=qr

 

 

1/14 体験会@アスニー山科

 

今回も「不思議な体験だ」という感想が多かったです。

手を置いているだけなのに、なぜ身体が変化するのか。

感じ方やイメージを変えるだけで、なぜ身体が柔らかくなったり伸びたりするのか。

それが不思議だと。

 

以前の僕も同じように考えていたので、その気持ちは良く分かります。

今は、程度の差はあれ、変化するのが当たり前だと思っていますし、ロルフィングを経験されている方々もそうだと思います。

 

そういった仕組みがあることを、言葉だけではなく身体で実感するのが大切だと思います。

そして、それを深めていくことも。

 

「呼吸が楽になった」

「身体が軽い」

「優しい気持ちになれていた」

「歩くのが楽」

「脚が長くなったように感じる」

「姿勢が良くなった」

「初回よりも感覚が分かり易い」

 

今回の体験会での主な感想ですが、ロルフィングの個人セッションでお聞きする内容とも共通しています。

 

「手のひらで、ペアの方の身体が変化するのが分かり驚いた」

「ペアの方の緊張が和らいでいくのと同時に、自分の身体が広がり、楽になっていくのを感じた」

「触れている自分が癒されるようだった」

 

これらは体験会ならではの感想ですね。

そして、僕らのような手技やカウンセリングを伴う職種では、日々体験しているお馴染みの感覚でもあります。

 

変化そのものは、程度の差はあれ誰にでも起きますが、それをすぐに、はっきりと知覚することには少し難しさがあるかもしれません。

使い慣れた自分の感覚だと、新しい変化が分かりにくいようです。

変化が無いように思えるのです。

 

僕自身も感じることは苦手だったので、感覚が分からないというストレスは想像できます。

それでも少しずつ練習すると、感じる力、気づく力を育てていくことができます。

そして、その力は、自分の心身をケアし、健康を保っていくための大きな助けとなってくれることでしょう。

 

今回は、体操教室の生徒さんのグループ、狂言を学ばれている方のグループ、看護師さんや身体のケアをするお仕事をされている方々がご参加下さり、約半数の方がロルフィングに触れるのが初めてでした。

それでも、皆さんが共有してくださったお話から、各々が十分に変化を感じとり、何かを得られたことが分かりました。

 

僕がロルフィングに触れ、学び始めた頃と比較すると、皆さんの感じる力はすごいなと感心しながらお話を伺っていました。

その感覚を深めていけば、より良い結果につながることでしょう。

何らかの形で継続して頂けたら嬉しいです。

 

今後、アスニー山科でのロルフィング体験会は2ヶ月に1回開催予定です。

324() テーマは「深い呼吸」

526() テーマは「足」

727() テーマは「骨盤」

 

9月、11月にも開催予定です。

皆さんのお申し込みをお待ちしています。

 

12/19体験会@山科

 

1219日、アスニー山科で体験会を開催しました。

「ロルフィングが良いと思っているが、上手く説明できない。身体で体感してもらう機会があれば伝わるのではないか」

そう言われる方々が、ご友人たちに声をかけて下さりました。

その他には、10月の滋賀ワークショップでの感覚を思い出したいという方々、2日前にロルフィングを知り、興味を持たれた方などが参加して下さりました。

 

今回のような体験会は、やはりロルフィングの個人セッションとは違うものなので、同じレベルの変化にはならないのですが、ロルフィングで使う方法や仕組みの一端を知って頂くのには良い機会です。

身体に意識を向け、感覚に耳を傾ける練習の機会としても。

 

歩いてみて、身体を感じてみて、現在の状態を把握する。

そして横になり、ペアの方の手を頼りに、身体に意識を向け、新しいイメージを選択したり、これまでとは違う感じ方を選択してみる。

それからまた、歩いてみて、どう違うのかを感じてみる。

役割を交代しながら、それを繰り返しました。

 

見るからに背が高くなった方。

肩の力が抜けた方。

呼吸が楽になった方。

こういった方法でも身体が変わることに不思議さを覚えた方。

さまざまな体感や気づきがあったようです。

 

触れられているだけでも身体が変わっていくこと。

イメージや意識を変えるだけでも身体が変わっていくこと。

その方なりの感覚で体感して頂けたと思います。

 

ペアワークでは、相手の身体に触れている手が、だんだんと身体に馴染んでいくのが分かったり、相手の身体の硬さがなくなっていく変化に気付けた方が多かったようです。

個人セッションを長年受けられている方々にとっては、普段のセッションで、ご自身の身体にどんなことが起きているのかを客観的に理解し、僕がどんなことを感じながらワークしていたのかを体感して頂く良い機会だったのではないかと思います。

 

また、お互いに感覚を伝え合うことには、自分にはなかった視点を得られる良さがあります。

自分では変わった気がしなくても、ペアの方に左右が違って見えるくらい変わったことや、歩き方が変化していることを指摘してもらうことで、そうだったのかと驚かれる方も多いです。

 

自分の感覚が当てにならない場合もある。

今の自分には、感じられない変化がある。

とても大事な気づきだと思います。

それが、癖であり、習慣なのです。

 

個人セッションでも同じですが、変化に気付けるようになるまでに、少し時間や回数が必要な場合があります。

それでも、ある時、自然と分かるようになり、どんどん深まっていきます。

 

言葉で知ることと、それを体感してみることには大きな差があります。

そして、それを積み重ねることでしか見えてこないものがあるのです。

何とか、こういった方法に含まれている可能性や重要性に気づいて頂きたいなという思いがあります。

どなたでも、その気になりさえすれば変化が始まるので。

 

楽な在り方や、より良いイメージを選択をすることは、練習を繰り返していくことで上達します。

少しづつだとしても着実に習慣を変え、身体を変えていく力があるため、一度でもやってみることには大きな意味がありますし、回を重ねていけば、なおさら良いです。

 

そして、習慣の力は強いので、忘れたら思い出し、なるべく良い選択をする時間を長くすることは、とても大切なことです。

それができれば、変化はより深まり、継続します。

 

ぜひ、ご自身でそんな機会を作ってみたり、ロルフィングのセッションやワークショップを通して、経験を重ねてみて下さい。

変化する可能性が、当然のように見えてくるはずです。

 

次回は114()に同じくアスニー山科で体験会を開催します。皆さんのご参加お待ちしています。

 

ガイアシンフォニー第九番

 

大阪平野の「ぐるぐるそだつ長屋」さんで、ガイアシンフォニー第九番の上映会がありました。

 

今から25年近く前、長野県で働きながら、ロルフィングを勉強したいと思いつつ、心を決められないで過ごしていた時期がありました。

ある日、古本屋で龍村仁監督のエッセイに出会いました。

それを読み「やっぱり、こっちの世界を生きたい」と心が決まり、そこからロルフィングの勉強するための準備を本格的に始め、今に至ります。

 

エッセイから入り、ガイアシンフォニー(地球交響曲)という映画を知りました。

これまでの第一番から第八番、どれも心に力を与えてくれましたが、今回の第九番もまた本当に素晴らしいものでした。

「コバケン」さんのベートーヴェンの第九への思い、それに向き合う姿勢に圧倒されました。

そして、それにより変わっていく演奏にも。

 

このガイアシンフォニー第九番が、龍村監督の遺作となります。

145年前の京都の上映会後に、今の仕事をするきっかけを頂いた感謝をお伝えしたいと、挨拶させて頂いた時の気さくで軽やかなご様子を思い出しながら、そしてロルフィングに関わる人生に、本当に大きな影響を与えて下さったことへ感謝しながらの鑑賞でした。

 

上映会の後のシェア会での参加者のお話も心に響くもので、素敵な会場の雰囲気とともに良い時間となりました。

ぜひ多くの方に観て頂きたいと思います。

 

筋膜という視点から

 

「筋膜」という膜があります。

この本の表紙にあるように、背中の筋肉を包む筋膜、臀部の筋肉を包む筋膜、脚の外側部分の筋膜は、それぞれの筋肉を包みながら、ひとつに繋がっています。

 

そう考えると、ある部分の不具合が、他の部分に影響を与えることが想像できるのではないでしょうか。

個別の筋肉を考えることと、それぞれの筋肉を包む、ひと繋がりの筋膜を考えることには、大きな違いがあるのです。

 

筋膜は、身体全体に立体的に広がり、筋肉だけでなく、骨、内臓など、あらゆるものを包み、それらを一つにつなげ、位置()を決めている結合組織です。

人の形をした、立体的な蜘蛛の巣や、目の細かいハンモックのようなイメージでも良いかと思います。

 

ロルフィングでは「全体性」「統合」「つながり」「関係性」などがキーワードになります。

筋膜の連続性を知ることは、これらの意味を理解していく上での手がかりになると思います。

 

つながっているから、影響がある。

まずはシンプルに、そう考えると良いのではないでしょうか。

 

筋膜に柔軟性が戻ると、姿勢や動きは変化します。

また、筋膜という視点を持ち、上手くイメージが浮かぶだけでも、身体には変化が起きます。

 

その力を、引き出したいですね。

せっかく備わっている力なので。

 

そして、おそらく皆さんが思うよりも、筋膜は(身体は)変化しやすいものです。

それをロルフィングのセッションで実感して頂きたいと思っています。

 

ロルフムーヴメント™️

 

僕は、思うようにならない姿勢や、楽にできない身体の状態に悩み、試行錯誤してきましたが、ロルフィングを通して、身体を楽にする手がかりが分かってきました。

変わっていく方法はあるのです。

 

ロルフィングセッションの大きな特徴は、受け手本人に参加してもらうことです。

「その人自身が、自分の身体に目を向け、身体への考え方や付き合い方を変えることが、健康を保つのに欠かせないのではないか」

そんな考えが基本にあるからです。

 

日常での身体の使い方や、毎日の過ごし方が、姿勢や健康に大きく影響します。

ということは、その要素が変化すれば、身体も変わるのです。

 

僕は、この視点に大きく助けられたので、セッションの中で、習慣や癖に気付き、それを手放し、本来の動きを手にする練習に時間をかける傾向があります。

 

アメリカのインストラクターが「あなたの、この部屋での歩き方が、あなたの人生の歩き方だ」という言葉を残しています。

 人生の歩き方が、その在り方が、今の瞬間の部屋の歩き方に現れているということです。

 

どのような価値観で、どんなことを考えて生きているのかが、動き方に大きな影響を与えています。

身体や動きが変わるためには、いわゆる「方法」だけではない、別の何かが変わる必要があるとも言えるでしょう。

 

ロルフィングコミュニティーは、動きの変化を通して、身体(姿勢)の変化を探っていくアプローチを「ロルフムーヴメント」と名付け、発展させてきました。

ロルファーの認定とは別に、ロルフムーブメントの資格認定トレーニングがあります。

 

僕はロルファーになって3年目に、シドニーでのトレーニングコースに参加しました。

そこでは教え方よりも、ロルファー自身が、自分の身体への気付きを高めることに主眼が置かれていました。

 自分の身体感覚を伴って学ばない限り、深まっていかないからです。

 

大きな助けになったのは「正しく動きたいと強く考えるだけでは上手くできない仕組みなのだ」という理解でした。

リラックスする方が良いということを、感覚的にも、理論的にもようやく納得できたのだと思います。

 

ちゃんとしようと思うことで、身体の奥が収縮すること。

無意識で続けている、小さい時に覚えた背中を緊張させる立ち方。

誤った解剖学の知識や、身体に持っているイメージ。

身体の内部や周辺にある、空間を感じにくい領域の存在。

目、耳、口などの感覚器官の緊張感。

 

このような、ほぼ無自覚な癖は、姿勢や動き方に大きな影響を与えています。

そこに意識を向け、はたらきかけることで、これまでとは違う身体が体験できます。

 

それは、脳の中にあるプログラム、情報、地図、設定を変えることで、身体の変化を促すような作業だと言えるでしょう。

 

トレーニングコースの終わり近く、インストラクターに言われた言葉があります。

「今は感じられないと思うけど、あなたの胸(ハート)の中には、もっと広大な空間がある。それは、もっと大きく、もっと深い」

だから、それを見続けていきなさい、いつか感じられるようになると。

 

その時から、普段の生活や日々のセッション、さまざまな学びの中で、その言葉を心に留めて過ごしました。

 今、「本当にそうだったんだな、それが感じられるようになるんだな」と、感謝の気持ちと共に、その言葉を思い返します。

 

皆さんにも、当然広がっている空間です。

それに気づいていきましょう。

 

ささやかな感覚の違いに目を向け、それに気づき続けることが、大きな変化につながる。

そんなロルフムーブメントから学んだ視点が、僕のロルフィングセッションの核になっていると感じます。

 

体験談 40代女性

 

10シリーズを終えて10日あまりが経ちました。

10回を終えたら、心身共に区切りのついた感じになるのでは」と想像していたのですが、実際には、日々の生活もからだも連続していて、流れるようにすぎていくというのが正直な所です。

だからこそ、習慣や様々な事への意識の向け方が問われるのだなと、あらためて考えているここ数日です。

 

思い起こせば、自分自身で予測のできない不調の連続が受け入れられずに息詰まる中で、どこかに突破口はないのか、できることなら克服する方法はないのかと、特効薬を探すような気持ちで受けてみたいと思ったロルフィングでした。

けれど、そんな気持ちとは全く違う視座から広がる世界があると案内していただいた中で、結果として「息詰まる」ことがぐっと減り、本当の特効薬がどこにあるのか、たくさんのヒントをいただいた事のありがたさを、しみじみと感じています。

 

ヒントだけでなく、実際にからだが楽になった事 ー 特に、穏やかに眠れるようになった事、痛みや負担なく立ち、歩ける事のふたつがもたらしてくれた安心感は本当に大きく、余裕のかけらもなかった、ここ数年の私の生活の質を少しずつ変えてくれつつあります。

そして、からだが楽になるにつれて、気持ちの方にも、考えたり感じたりする余地がうまれていったようにも思います。

 

そんな経過の中で、感じた様々な事は、私にとって「手放す」前に、固く閉めていた引き出しの鍵をひとつずつ開けていく作業のようでした。

開ける中で、ここ数年の私が最も置き去りにしていたのは五感を使うことだったと思い至ったり、忘れ物を思い出すような気分になる事が度々ありました。

思い出しすぎた感もあるのでここから先は引き出しの中の整理を心がけつつ、手放したり、委ねたりすることが実感できるようになりたいと思っています。

 

また、これまでの私には全くなかった発想で、一番考えさせられたのは「痛みを置いていかない」という先生の言葉でした。

激しい痛みのない今だから腑に落ちるのですが、この先、痛みと再会した時に、自分がどう対峙し、どうありたいと思うのか大きな宿題をいただいた気がしています。

 

もうひとつだけ私にとって大きかったのは、先生の手の柔らかさと深さでした。

毎回セッションを受ける度に、手で、という事に限らず、私は周り(人にも物事にも)にどう触れているだろうと、思いをめぐらすきっかけを与えていただいていました。

 

心身共に貴重な体験をさせていただいた事、又、皮膚の事をはじめ、なかなか力が抜けないでいる私に、きっと様々ご配慮いただいていたのだろうなと本当に感謝しています。

ありがとうございました。

色々な気付きに周回遅れな感があり、手放す作業を修了させるには時間がかかりそうですが、それも自分らしさだと受け入れつつ、あわてず、あせらず、すごしていきたいと思います。

 

ワークショップin滋賀

 

1029()滋賀でワークショップを開催しました。

琵琶湖に面し、素晴らしい眺めの「オーパル」さんが会場で、26名の方がご参加下さりました。

これまで試したことのない問いかけをしてみた時、姿勢や動きがどう変わるのかの体験です。

 

21組になり、立った姿勢、歩く様子や感覚などを確かめてからスタートしました。

横になり、身体に置かれたペアの方の手を助けにしながら、言葉での誘導とともに身体に意識を向けていきます。

 

まず、上半身の肩、それから胸郭へ意識を向け、普段とは違うイメージを持ってみる練習をしました。

楽な呼吸を手にするための有効な手段です。

左右交互に、そしてペアの方と役割を交代しながら進めていくので、違いを感じることにも徐々に慣れていきます。

お互いに、歩き方や姿勢の違い、左右差などを報告し合いながら進めましたが、多くの方がちゃんとした変化を感じられているようでした。

 

下半身は骨盤と腿へ意識を向け、新しいイメージを持つことを試しました。

そして、どの部分に働きかけるときも「落ち着いて」いることを強調して、進めます。

普段のロルフィングセッションでも同じですが、このひと手間が、とても大切だと思います。

初めのうちは、当然ながら全体的に緊張感がありましたが、途中から落ち着きが広がり始め、とても良い感じで終了できたと思います。

 

「目線が高くなった」

「肩の力が抜けて、身体が軽い」

「呼吸が楽。息が楽に入ってくる」

「意識するだけで変わるのが不思議だ」

そんな感想を頂きました。

 

「今はいいけど、この良い感覚がすぐに無くなるのではないか」という質問がありました。

確かに、日常生活に戻り、いつもの感じで、いつも通りの気分で生活すると、どうしても、これまでの習慣に戻りやすくなります。

やはり、できるだけ新しい感覚に慣れていくこと、また、その感覚や気分を思い出す機会をなるべく持つことが助けになると思います。

 

心身に積み重ねてきた習慣は、少しづつ変えていく必要があります。

ロルフィングの基本プログラムである10シリーズで、#1呼吸、#2足、#3体側面と回数を重ねていく理由も、長年の習慣の力は強く、身体全体がその影響を受けているため、少しずつ、無理なく、さまざまな視点で全体的に変化を促していく必要があるからです。

 

まずは手の届くところから落ち着いてスタートしましょう。

それで十分です。

今回練習してみた意識の向け方やイメージを繰り返すうちに、少しずつ切り替わっていきます。

 

知覚、感覚のリハビリやトレーニングだと思って、ぜひ続けてみて下さい。

初めは難しく感じられるかもしれませんが、がっかりせず、落ち着いて続けていくと、ちゃんと変化が分かり始めます。

 

また、個人セッションで身体が深く変化することや、ワークショップで他者の手や視点を借りられる機会を利用することも、感覚を深めていく大きな助けとなるでしょう。

そうやって、ご自身で身体を整えていく技術を高め、より快適な日常を手にして頂きたいなと思っています。

 

参加者の皆様、ありがとうございました。

今後も定期的にワークショップをしていきたいと考えています。

ご参加を希望される方や、開催に興味のある方など、またお気軽にお声掛けください。

 

ロルフィングの基本的な考え

 

身体の慢性的な痛みや、姿勢の問題に悩む方は、「施術などで良くなっても、またすぐに戻ってしまい、同じことが繰り返されるんじゃないか」と考えがちではないでしょうか。

あるいは、「きつくても頑張り続けて、良い姿勢を保たないといけない」「これまで頑張ってみたけど駄目だったから変わらない」などという考えになっていることもあるでしょう。

僕も、そんな考えを持っていた一人です。

 

身体の痛み、違和感、思い通りにならないイライラをなんとか解消したいと、ストレッチしたり、ジムでトレーニングしたり、走ったり、本を読んで、正しい姿勢や呼吸を練習したり、色々なことを試してきました。

どれをやっても上手くいかず、余計痛くなったり、苦しくなったり、疲れきって落ち込んだり、また思いついてやってみたりの繰り返しが長く続いていました。

 

そんな時に、ロルフィング10シリーズを経験し、身体の変化とともに、僕のそういった考えは変わりました。

身体は変わる。無理なく、楽に動く可能性はある。

そんなことが感じられて、身体だけでなく、自分の思い込みからも解放され、本当に楽になっていきました。

皆さんにも、そんな体験をして頂きたいと思っています。

 

ロルフィング®は、アメリカ人女性の生化学者アイダ・ロルフ博士(1896-1979)によって始められた「身体の再教育プログラム」です。

彼女は「健康な身体には、重力に調和した無理のないバランスがある」と考えました。

重力と格闘し続けている身体ではなく、重力とうまく関係を取りながら、楽に動けるのが本来の身体であると。

 

皆さんもご存知の通り、家の安定には、柱が垂直で、床が水平であることは欠かせませんね。

同じように、重力の影響をいつも受けている身体にも、重力との関係から、各部分の最適な位置、並び方があるのではないかという視点で、身体を見直したのです。

そして、筋膜という、筋肉や骨、内臓など、あらゆるものを包み、それらを一つにつなげ、形(位置)を決めている結合組織に注目しました。

 

筋膜は身体全体に立体的に広がり、身体の中にある全てのものを包み、つなげている、ひとつながりのものです。

人の形をした、立体的な蜘蛛の巣や、目の細かいハンモックのようなイメージでも良いかと思います。

筋膜は、ケガや偏った動き方などが原因で固くなり、本来の柔軟性が減ってきます。

 

そうなると、固くなった筋膜に包まれている身体の部分の動きが減り、本来の動きや機能を発揮できなくなり、最適な位置から外れます。

スムーズに動けなくなったところを補うために、無理な力を使う必要が生まれると、徐々にそこが固くなり、その影響がまた別のところにという具合に、全身に歪みが広がります。

筋膜はひとつながりなので、どの部分に問題が起きても、程度の差はあれ、他のどの部分にも影響が及ぶということです。

 彼女は、人の姿勢、身体の形を決めるはたらきを持つ、この筋膜ネットワークに、柔軟性と全体のバランスを取り戻すことで、身体の各部分が本来の位置に戻り、重力と調和した身体に戻っていくと考えました。

 

また、彼女は、姿勢(身体の形)に大きな影響を与えている日常動作の癖、習慣を見直し、身体本来のしくみに沿った動きを手にすることが必要だと考えていました。

同じところを繰り返し痛めるような場合、望ましいものではない習慣や癖が理由になっていることが多いからです。

同じスポーツを長年続けることで、偏った身体の使い方になり、たくさん使い続けた部分を痛めやすいのは想像しやすいですね。

 

同様に、日常の立ち方や座り方、歩き方などにも、ただ気付いてないだけの癖や偏りがあります。

それを無自覚に何十年と続け、身体に負担がかかっているかもしれないと想像してみて下さい。

ですから、本来の自然な動きを手にするためには、今現在、日常でどんな動き方をしていて、何が身体に起きているのかに気付くこと、そして望ましくない習慣や癖を手放すことがとても大切になります。

 

このように、筋膜へ働きかける手技の要素と、習慣を見直し、本来の動きを学ぶという運動の要素を組み合わせて行うのが、ロルフィングの特徴と言えます。

ロルフィングで、身体は変わること、自然体で楽に生きられることに気付き、心地の良い毎日を過ごしていけるお手伝いができると嬉しいです。