顔・頭をテーマとしたロルフィング体験会

 

12月22日(日)に、顔・頭をテーマとしたロルフィング体験会を開催します。

 

重力と調和し、楽に動けるバランスの良い身体を目指すロルフィングの考えを基に、顔・頭の仕組みを理解し、新しい視点を持つことで生まれる違いを体験してみましょう。

新たな感覚の顔・頭とともに、ロルフィングが大切にしている「身体全体のつながり」「無理のない自然な動き」を感じ、ロルフィングを知る機会としてみて下さい。

 

*個人セッションで行うロルフィング(10シリーズ)ではありません。

*2人ペアになり、身体に軽く触れているペアの方の手を助けとして、身体に意識を向ける練習をします。

*注意を向けることや、普段とは違うイメージを持つことで、身体に起きる変化を体験して下さい。

 

日時:12月22日(日)13時15分〜15時30分  (受付13時〜)

会場: アスニー山科•和室

参加費:3,000円

 

メールやLINE公式アカウント、Instagramなどからのお申し込み、お待ちしています。

 

首・顎をテーマとしたロルフィング体験会

 

11月24日(日)に、首・顎をテーマとしたロルフィング体験会を開催します。

 

重力と調和し、楽に動けるバランスの良い身体を目指すロルフィングの考えを基に、首・顎の仕組みを理解し、新しい視点を持つことで生まれる違いを体験してみましょう。

新たな感覚の首・顎とともに、ロルフィングが大切にしている「身体全体のつながり」「無理のない自然な動き」を感じ、ロルフィングを知る機会としてみて下さい。

 

*個人セッションで行うロルフィング(10シリーズ)ではありません。

*2人ペアになり、身体に軽く触れているペアの方の手を助けとして、身体に意識を向ける練習をします。

*注意を向けることや、普段とは違うイメージを持つことで、身体に起きる変化を体験して下さい。

 

日時:11月24日(日)13時15分〜15時30分  (受付13時〜)

会場: アスニー山科•和室

参加費:3,000円

 

メールやLINE公式アカウント、Instagramなどからのお申し込み、お待ちしています。

 

隙間(すきま)、空間のある身体

 

「風がすっと通る感じ」

「身体に隙間が感じられ、楽に呼吸できる」

「空間が広がり、身体が軽くなった」

 

ロルフィングのセッションで、身体が変化した後の、多くの方に共通する感想です。

楽に、心地よく生きている時の身体感覚のひとつだと思います。

 

風通しのよい身体、スペースや隙間のある身体をイメージすることで、身体に変化を促すことができます。

ロルフィングを受けられているかたが、上手くイメージすることができた時、ロルファー側の僕は、風の通る感覚や、隙間や空間、スペースが広がる感覚を同時に感じ、身体が変わったことが分かります。

 

ロルフィングのセッションでは、その切り替わった時に、その変化をお伝えし、ご自身で、どう身体が変わっているかを感じ、確認できる時間を取るようにしています。

イメージが変わることや、感じ方が変化することで、実際に身体が変化することを実感して頂きたいからです。

 

「こんなことで変わるのですか?」

初めのうちは、皆さん半信半疑です。

 

ロルフィングのセッションに慣れている方々には、普通のことになっているでしょう。

どなたでもできるようになると思います。

少し、コツをつかむ練習が要るかもしれませんが。

 

姿勢や動き方が変わると、感じ方や浮かぶイメージが変わります。

それと同様に、感じ方や浮かぶイメージ、知覚が変化すると、姿勢や動き方が変わります。

この仕組みを使って、心地の良い身体に変わっていくことができます。

 

隙間のある、風通しのよい身体。

広々とした空間を感じられる身体。

 

そんな感覚が広がる時は、緊張が和らぎ、楽な呼吸が感じられるはずです。

そして、しばらく、もしくは長らく忘れていた、穏やかさや安らぎ、軽やかさや自由さの感覚がよみがえってくることでしょう。

 

背骨をテーマとしたロルフィング体験会

 

10月27日(日)に、背骨をテーマとしたロルフィング体験会を開催します。

 

重力と調和し、楽に動けるバランスの良い身体を目指すロルフィングの考えを基に、背骨の仕組みを理解し、新しい視点を持つことで生まれる違いを体験してみましょう。

新たな感覚の背骨とともに、ロルフィングが大切にしている「身体全体のつながり」「無理のない自然な動き」を感じ、ロルフィングを知る機会としてみて下さい。

 

*個人セッションで行うロルフィング(10シリーズ)ではありません。

*2人ペアになり、身体に軽く触れているペアの方の手を助けとして、身体に意識を向ける練習をします。

*注意を向けることや、普段とは違うイメージを持つことで、身体に起きる変化を体験して下さい。

 

日時:10月27日(日)13時15分〜15時30分  (受付13時〜)

会場: アスニー山科•和室

参加費:3,000円

 

メールやLINE公式アカウント、Instagramなどからのお申し込み、お待ちしています。

 

声とロルフィング

 

先日、京都の金剛能楽堂で開催された「狂言の会」を観に行きました。

狂言のお稽古に役立てたいという思いもあって、ロルフィングを受けて下さるようになったお二人が出演される発表会です。

 

身体全体のバランスを調整し、本来の、楽に動ける身体を目指すロルフィング。

それは、身体を使って表現する狂言などのパフォーマンス向上に役立ち、怪我をするリスクも下げてくれると思います。

 

ロルフィングで、すり足をはじめとする所作がやり易くなること。

視野が広くなったり、落ち着いて演じられるようになっていること。

そんなコメントを頂いてます。

 

それから声。これが大きく変化するのです。

舞台が近くなると、スムーズに、気持ちよく声が出るようにと、メンテナンスも兼ねてロルフィングに来て下さります。

 

セッション後は、声の出どころが変わり、身体全体から出るような、通りの良い感じになります。

また、抑えめに話されても全身に反響するような大きな声に変わるので、はっきり違いを感じられます。

 

首や肩、胸や喉の辺りに緊張があり、固くなっている時は、声が出にくくなりがち。

それが、身体全体のバランスや姿勢が良くなり、緊張していた部分が柔らかくことで、声が出やすい状態になります。

 

それに加えて、身体を硬くしていることに気づき、それを解放する練習をすること。

リラックスした身体の状態を選択する練習をすること。

これらもまた、緊張の和らいだ、声が出やすい身体を手にするのに大きな助けとなります。

 

そして、こういった練習は、肩の力を抜き、楽に呼吸し、リラックスして動ける身体に変わることにつながっていきます。

繰り返していくと、穏やかで、落ち着きのある心身への変化を感じられることでしょう。

 

狂言の上達に、そして日常生活にロルフィングが役立っているというお話を聞かせて頂けるのは、やはり嬉しいことです。

日々の出来事を、軽やかに、穏やかに、そして楽しく経験するお手伝いができたら良いなと思っています。

 

「この声でのお稽古は楽しみだ」

「この心身の感覚をもって舞台に上がりたい」

お二人はいつも、にこやかな表情でセッションルームを後にされます。

 

にこやかに舞台で演じるお二人の大きな声と、堂々とした姿に心を動かされながら、笑いのある、明るい狂言の世界を楽しむことができました。

狂言に興味のある方はぜひ。

いつもとは違った非日常の空間で、明るい笑いの世界の中で、心が解放されます。

 

4/28(日)「足」をテーマとしたロルフィング体験会

 

3/24の体験会へご参加頂いた方々、ありがとうございました。

心身の変化を実感し、楽しんで下さったようで良かったです。

ぜひ継続して、深めていって下さい。

 

次回は4/28(日)「足」をテーマとした体験会を開催します。

 

身体を全体で一つのものとして扱うロルフィングの考えを基に、足の仕組みを学び、柔らかく、安定する足を体験してみましょう。

足の仕組みを学んでイメージが変わると、足はこれまでとは違う動き方を始めます。

 

おそらく、多くの方の足は、本来の機能が発揮されていないのではないかと思います。

ぜひ新たな足を楽しんでみて下さい。

 

個人セッションで行うロルフィングそのもの(10シリーズ)ではないのですが、ロルフィングを知って頂く第一歩となれば良いなと思っています。

10シリーズ経験者の方には、身体の理解を深める良い機会としてご活用頂けると思います。

 

2人ペアとなり、軽く身体に触れてもらう手を助けとして、身体に意識を向ける練習をします。

ロルフィングがお役に立ちそうな方など、お誘い合わせの上でご参加頂けたら嬉しいです。

 

会場:アスニー山科・和室

時間:13時15分〜15時45分  (受付12時50分〜)

参加費:3,000円

 

今後の体験会日程とテーマ

5/26(日)肩

6/22(土)膝

7/27(土)股関節

8/31(土)骨盤

9/29(日)手・腕・肘

10月以降の予定は決まり次第お知らせします。

 

お申込みは、メールや公式LINEアカウント、インスタグラムDMなどからお願いします。

皆さんのご参加お待ちしています。

 

公式LINEアカウントhttps://lin.ee/LsjHxLf

Instagram https://www.instagram.com/rolfing_in_kyoto?igsh=MWp4MmhvNXllZ3F5Yw%3D%3D&utm_source=qr

 

20年目

 

この3月で開業20年目に入りました。

さまざまな方々に来て頂くことで継続できていること、改めてありがたいなと思います。

 

お話を伺い、姿勢、歩き方を眺める。

横になって頂いた身体に手を置き、自分の中に広がる感覚に耳を傾けながら、言葉でのやり取りをしつつ、変化が起きるのを待つ。

 

20年近く、この作業を日々繰り返してきました。

その積み重ねが、当初は全く感じられなかった沢山の情報を受け取れるようにしてくれました。

 

手のひらで感じるだけでなく、もっと多種多様な知覚の方法があり、情報の受け取り方があります。

そういった感覚が信頼できるということも、そして、練習すれば、どなたでも感じられるようになることも分かってきました。

 

その分だけ、お伝えできることは年々増えています。

楽に動き、気分良く生きるために、どんな条件が揃うとよいのか、どんな感じでない方がよいのか、など。

以前より多くの選択肢をご提案できるようになっていると思います。

 

ロルフィングのセッションは、僕にとって本当に楽しい時間です。

毎回、何か新しい感覚に気づけないかと、耳を澄ませながら臨みます。

 

以前は感じられなかった感覚が分かる時には、自分が広がっていくような解放感とともに、新しい世界を見られた喜びを感じます。

また、これまでよりも楽に呼吸できることや、力みのない手で身体に触れていることなど、自分の身体が楽になっていることに気づく楽しみもあります。

同じことを繰り返しているからこそ、小さな違いに気づき、変化が分かるのですね。

 

そして「心身の不調が改善された」「心身の仕組みが分かって面白い」など、来られる方の喜ばれる姿を見ることができる機会でもあります。

これが、こういった仕事に共通の、何よりの喜びだと感じます。

多くの方に喜んで頂けるように、少しでも成長したいという思いは、当初から変わることはありません。

 

姿勢や、動き方の改善。

意識の持ち方や、イメージの転換。

 

そういったことで、心身の健康状態は大きく変わり、より楽に動き、気分良く過ごせるようになります。

その仕組みを知り、上手く使いこなせることには、とても価値があると思います。

そして何よりも、それは面白く、楽しいことだと僕は感じています。

 

これらの情報を、少しでも多くの方と共有できる機会になればと思い、昨年末から、定期的にロルフィングの体験会やワークショップを開催しています。

人には健康になる力があること、そして自分で心身を整える方法があることを知り、その面白さに触れ、楽に、気分良く生きるための助けとして頂きたいなと思っています。

 

世界中にさまざまな問題がありますが、一人ひとりの心身が健康になり、調和や穏やかさを取り戻すことは、それらの解決のために欠かすことのできない大切な要素だと思います。

そのための方法の一つとして、ロルフィングの体験がお役に立てば、本当に嬉しいことです。

 

自分の中で、そして自分の関わる方々の中で、心身の健全さが発揮されるような選択を続けたい。

そんな思いで活動しています。

20年目も、よろしくお願いします。

 

 

ロルフィング体験会の日程とテーマ

会場:アスニー山科 時間: 13時15分〜15時45分 参加費:3,000円

3/24(日)呼吸

4/28(日)肩

5/26(日)足

6/22(土)膝

7/27(土)股関節

8/31(土)骨盤

9/29日(日)手・腕・肘

10月以降の日程は決まり次第お知らせします。

 

1/14 体験会@アスニー山科

 

今回も「不思議な体験だ」という感想が多かったです。

手を置いているだけなのに、なぜ身体が変化するのか。

感じ方やイメージを変えるだけで、なぜ身体が柔らかくなったり伸びたりするのか。

それが不思議だと。

 

以前の僕も同じように考えていたので、その気持ちは良く分かります。

今は、程度の差はあれ、変化するのが当たり前だと思っていますし、ロルフィングを経験されている方々もそうだと思います。

 

そういった仕組みがあることを、言葉だけではなく身体で実感するのが大切だと思います。

そして、それを深めていくことも。

 

「呼吸が楽になった」

「身体が軽い」

「優しい気持ちになれていた」

「歩くのが楽」

「脚が長くなったように感じる」

「姿勢が良くなった」

「初回よりも感覚が分かり易い」

 

今回の体験会での主な感想ですが、ロルフィングの個人セッションでお聞きする内容とも共通しています。

 

「手のひらで、ペアの方の身体が変化するのが分かり驚いた」

「ペアの方の緊張が和らいでいくのと同時に、自分の身体が広がり、楽になっていくのを感じた」

「触れている自分が癒されるようだった」

 

これらは体験会ならではの感想ですね。

そして、僕らのような手技やカウンセリングを伴う職種では、日々体験しているお馴染みの感覚でもあります。

 

変化そのものは、程度の差はあれ誰にでも起きますが、それをすぐに、はっきりと知覚することには少し難しさがあるかもしれません。

使い慣れた自分の感覚だと、新しい変化が分かりにくいようです。

変化が無いように思えるのです。

 

僕自身も感じることは苦手だったので、感覚が分からないというストレスは想像できます。

それでも少しずつ練習すると、感じる力、気づく力を育てていくことができます。

そして、その力は、自分の心身をケアし、健康を保っていくための大きな助けとなってくれることでしょう。

 

今回は、体操教室の生徒さんのグループ、狂言を学ばれている方のグループ、看護師さんや身体のケアをするお仕事をされている方々がご参加下さり、約半数の方がロルフィングに触れるのが初めてでした。

それでも、皆さんが共有してくださったお話から、各々が十分に変化を感じとり、何かを得られたことが分かりました。

 

僕がロルフィングに触れ、学び始めた頃と比較すると、皆さんの感じる力はすごいなと感心しながらお話を伺っていました。

その感覚を深めていけば、より良い結果につながることでしょう。

何らかの形で継続して頂けたら嬉しいです。

 

今後、アスニー山科でのロルフィング体験会は2ヶ月に1回開催予定です。

324() テーマは「深い呼吸」

526() テーマは「足」

727() テーマは「骨盤」

 

9月、11月にも開催予定です。

皆さんのお申し込みをお待ちしています。

 

筋膜という視点から

 

「筋膜」という膜があります。

この本の表紙にあるように、背中の筋肉を包む筋膜、臀部の筋肉を包む筋膜、脚の外側部分の筋膜は、それぞれの筋肉を包みながら、ひとつに繋がっています。

 

そう考えると、ある部分の不具合が、他の部分に影響を与えることが想像できるのではないでしょうか。

個別の筋肉を考えることと、それぞれの筋肉を包む、ひと繋がりの筋膜を考えることには、大きな違いがあるのです。

 

筋膜は、身体全体に立体的に広がり、筋肉だけでなく、骨、内臓など、あらゆるものを包み、それらを一つにつなげ、位置()を決めている結合組織です。

人の形をした、立体的な蜘蛛の巣や、目の細かいハンモックのようなイメージでも良いかと思います。

 

ロルフィングでは「全体性」「統合」「つながり」「関係性」などがキーワードになります。

筋膜の連続性を知ることは、これらの意味を理解していく上での手がかりになると思います。

 

つながっているから、影響がある。

まずはシンプルに、そう考えると良いのではないでしょうか。

 

筋膜に柔軟性が戻ると、姿勢や動きは変化します。

また、筋膜という視点を持ち、上手くイメージが浮かぶだけでも、身体には変化が起きます。

 

その力を、引き出したいですね。

せっかく備わっている力なので。

 

そして、おそらく皆さんが思うよりも、筋膜は(身体は)変化しやすいものです。

それをロルフィングのセッションで実感して頂きたいと思っています。

 

ロルフムーヴメント™️

 

僕は、思うようにならない姿勢や、楽にできない身体の状態に悩み、試行錯誤してきましたが、ロルフィングを通して、身体を楽にする手がかりが分かってきました。

変わっていく方法はあるのです。

 

ロルフィングセッションの大きな特徴は、受け手本人に参加してもらうことです。

「その人自身が、自分の身体に目を向け、身体への考え方や付き合い方を変えることが、健康を保つのに欠かせないのではないか」

そんな考えが基本にあるからです。

 

日常での身体の使い方や、毎日の過ごし方が、姿勢や健康に大きく影響します。

ということは、その要素が変化すれば、身体も変わるのです。

 

僕は、この視点に大きく助けられたので、セッションの中で、習慣や癖に気付き、それを手放し、本来の動きを手にする練習に時間をかける傾向があります。

 

アメリカのインストラクターが「あなたの、この部屋での歩き方が、あなたの人生の歩き方だ」という言葉を残しています。

 人生の歩き方が、その在り方が、今の瞬間の部屋の歩き方に現れているということです。

 

どのような価値観で、どんなことを考えて生きているのかが、動き方に大きな影響を与えています。

身体や動きが変わるためには、いわゆる「方法」だけではない、別の何かが変わる必要があるとも言えるでしょう。

 

ロルフィングコミュニティーは、動きの変化を通して、身体(姿勢)の変化を探っていくアプローチを「ロルフムーヴメント」と名付け、発展させてきました。

ロルファーの認定とは別に、ロルフムーブメントの資格認定トレーニングがあります。

 

僕はロルファーになって3年目に、シドニーでのトレーニングコースに参加しました。

そこでは教え方よりも、ロルファー自身が、自分の身体への気付きを高めることに主眼が置かれていました。

 自分の身体感覚を伴って学ばない限り、深まっていかないからです。

 

大きな助けになったのは「正しく動きたいと強く考えるだけでは上手くできない仕組みなのだ」という理解でした。

リラックスする方が良いということを、感覚的にも、理論的にもようやく納得できたのだと思います。

 

ちゃんとしようと思うことで、身体の奥が収縮すること。

無意識で続けている、小さい時に覚えた背中を緊張させる立ち方。

誤った解剖学の知識や、身体に持っているイメージ。

身体の内部や周辺にある、空間を感じにくい領域の存在。

目、耳、口などの感覚器官の緊張感。

 

このような、ほぼ無自覚な癖は、姿勢や動き方に大きな影響を与えています。

そこに意識を向け、はたらきかけることで、これまでとは違う身体が体験できます。

 

それは、脳の中にあるプログラム、情報、地図、設定を変えることで、身体の変化を促すような作業だと言えるでしょう。

 

トレーニングコースの終わり近く、インストラクターに言われた言葉があります。

「今は感じられないと思うけど、あなたの胸(ハート)の中には、もっと広大な空間がある。それは、もっと大きく、もっと深い」

だから、それを見続けていきなさい、いつか感じられるようになると。

 

その時から、普段の生活や日々のセッション、さまざまな学びの中で、その言葉を心に留めて過ごしました。

 今、「本当にそうだったんだな、それが感じられるようになるんだな」と、感謝の気持ちと共に、その言葉を思い返します。

 

皆さんにも、当然広がっている空間です。

それに気づいていきましょう。

 

ささやかな感覚の違いに目を向け、それに気づき続けることが、大きな変化につながる。

そんなロルフムーブメントから学んだ視点が、僕のロルフィングセッションの核になっていると感じます。