「何かが流れているような感じがある」
身体が変化して、楽になり、動きやすくなった時の、多くの方に共通する感想の一つです。
川の流れのような感覚。
または、空気か風が流れているような感覚。
身体の柔らかさや軽さを感じている時には、何かが流れているような感覚が浮かんでいることが多いようです。
それに対して、痛みがあったり、凝りを感じたり、または上手く動いてくれないと感じる部分がある場合。
そこには、何か滞っているような、詰まっているような感覚があるのではないでしょうか。
この感覚の違いを手がかりに、身体に変化を促すことができます。
「この辺りに流れるような感覚があったら、どんな感じなのだろうか?」
凝りや詰まり、固さを感じている部分に、そんな問いかけをしてみます。
すると、かすかに、流れるような感覚の存在が感じられている。
そんな気がしてくるのではないでしょうか。
その、一見気のせいのような感覚に気付いてみること。
それがきっかけとなり、少しずつ身体が変化していくようです。
呼吸が楽になったり、凝りや詰まりが気にならなくなったり。
始めのうちは、ご自分だけだと分かりにくいかもしれません。
そんな場合は、ロルフィングのセッションでご一緒に練習してみましょう。
どんな感じで問いかけると、どんな感じで変化に気付けるのか。
それを体感して頂けると思います。
その問いかける感覚に慣れていくと、いずれご自分だけでも出来るようになるでしょう。
「身体の感じ方や浮かぶイメージが変わる時、動き方が変わり、姿勢も変わる」
僕もそうでしたが、半信半疑の方がほとんどではないでしょうか。
そんなことで、身体の形や機能が変わるとは思えないのです。
それでも、体験を繰り返すと、そういう仕組みもあるようだと納得されると思います。
ご自分で、内側から、身体に変化を促すことができる可能性。
流れるような感覚のある、心地のよい身体から、それに気づいてみませんか。