身体を、実際に動かそうとしない。
むしろ、動かないように気をつける。
そして、イメージの中で、動いてみる。
動くイメージを浮かべる。
動きの可能性を感じてみる。
ロルフィングのセッションでは、こんな言葉を使いながら、いつもとは違う身体の動きを引き出す練習をします。
動かそうとする思いを鎮めること。
そして動きをイメージすること。
それが上手くいくと、姿勢や、呼吸、動き方に大きな変化を感じられます。
初めのうちは、驚かれる方も多いです。
僕自身も、そうでした。
習慣化した、身体の動き方を、抑えること。
反射的に動かないこと。
その中に、大きな違いを生む力があります。
普段、いかに無自覚に、慣れた動きを繰り返しているのか。
それにより、どれだけ自然な動きを制限しているのか。
そこに気づくことが大切だと思います。
そのためには、正しく動こうとするのではなく、まずは、自分のこれまでのやり方を、脇に置いてみる。
そんな意識を持ってみることが必要になります。
いつものように動かない。
動かさない。
正しい動きを探さない。
すると、そこに広がっている、新たな可能性が見えてくるのではないでしょうか。
おそらく、予想しなかった、新しい感覚ではないかと思います。
何よりも、楽だと感じることでしょう。
窮屈な自分のやり方から離れてみる。
その時、とても大きな解放感が広がるのです。