「呼吸が楽になった」
ロルフィングのセッションで、足・足首に働きかけた後に、お聞きすることが多い感想の一つです。
先日も、数名の方から同じようなコメントが続きました。
地に足が着き、安定した時には、身体全体のバランスや機能が変化します。
呼吸も、もちろん変化します。
身体が全体で一つのものとして機能すること。
多くの方が、ご存知のことだろうと思います。
ただ、実際にそれを感じてみることには、また違った意味があります。
腑におちる、という言葉が当てはまるでしょうか。
「足(足首、脛)は、呼吸に大きく影響を与える」
僕がロルフィングを学んだ講師は、そう言っていました。
ロルフィングでは、足の機能をとても重視しています。
安定した足で立つ時、呼吸が変わるのを実感してみて下さい。
深い呼吸には、下半身の働きも必要だと、感じられるでしょう。
そこで、「足」や「呼吸」という言葉の持つ意味が、違ったものになることと思います。
それもまた、変化にとって大切なことです。
息が楽になる。
肩の力を抜いていられる。
それらの感覚を、一度でも、実際に身体で感じてみることには、とても大きな意味があります。
呼吸が楽にできない。
深呼吸が上手くできない。
そう悩まれている方。
足からのアプローチもあると知り、トライしてみて下さい。
これまでとは違う変化や、気づきがあると思います。
その時、上半身の使い方の問題だけではなかったのだと、少し楽な気持ちも生まれてくるのではないでしょうか。
そんな気持ちもまた、ほっと息をつく助けとなってくれるはずです。