こんな状態になりたい。
これを手にしたい。
多くの方は、そんなことを考え、それに向かって努力することに慣れているのではないかと思います。
ただ、その求めている状態(ゴール)が正解なのか、良いことなのか、と立ち止まって考えてみること。
それは、つい忘れがちになるかもしれません。
例えば、ある部分の筋肉を伸ばしたい。
だからストレッチを続ける。
さまざまな方法を考えながら。
確かに、筋肉に柔軟性があることは良いことだと言えるでしょう。
ただ、その時に自分が思っているような伸びが必要かどうかは分かりません。
身体全体の調和、バランスを考えて、過剰に伸びるのは望ましくない場合があります。
とすれば、それを達成しない方が、できない方が、身体にとって良いと言うこともできます。
努力しながらも、そのゴールはどうなのかという視点も忘れないこと。
それをしている自分の状態はどうなっているのかを観察すること。
そんなことが大事ではないかと思います。
これは、日常生活の、さまざまな状況にも当てはまるように思います。
ある目的だけが見えている時、つい方法に集中し、結果にこだわりがちだと思います。
そんな時こそ、少し立ち止まって、ひと息ついてみるのが良いようです。
それを手にすることは、良いことなのか。
本当に必要なことなのか。
どのような考え、思いから、それをしようとしているのか。
そのような視点を持ち、すこし間を取ってみます。
落ち着きを取り戻し、我に返った自分からは、違った言葉が聞こえるかもしれません。
これまでとは違う身体感覚に気づきながら。
今、目指しているゴールは正解なのか?