ある動きが思うようにできない時。
または、良い姿勢が楽にとれない時。
そんな時は、何かが足りていないと考えることができます。
それは、必要なピースが揃っていないため、うまく絵が完成しないパズルと似ています。
今、自分が持っている身体の感覚を組み合わせても、スムーズに動けない。
楽な姿勢が見つからない。
そんな時は、パズルのピースを増やしてみてはいかがでしょうか。
ある人は足に、身体感覚の失われた部分があるでしょう。
また、ある人にとっては、骨盤の内部感覚が失われていたピースだったりします。
いずれにせよ、今の自分の身体感覚の中から消えている部分にあたります。
ロルフィングin京都では、失われていたパズルのピースを取り戻していくような作業を心がけています。
身体に注意を払い、身体感覚を高くすること。
解剖学的な画像を見て、身体への思い違いに気づくこと。
普段とは、違う動きをしてみること。
これらは、パズルのピースを取り戻していく有効な方法になります。
身体感覚が取り戻されることで、無理なく絵が作れるようになるでしょう。
そして、少ないピースで絵を完成させようとして、身体に無理をさせてきたことも感じられるようになります。
何かが少し加わっただけで楽になり、大きく変化する可能性があるのです。
継続する不調や痛みがある時、それ以外のところに何か手がかりを見ようとしてみる。
今あるものを増やすだけでなく、ないと思っていたものを思い出してみる。
それが、長い間変わらなかったことを変える手がかりになるでしょう。
必要なパズルのピースが揃った時、無理なく、自然に、楽な動きと良い姿勢が現れてきます。