今年も、四国で自然農をされている方から、はっさくを購入しました。
甘みと酸味のバランスが良く、みずみずしくて本当に美味しいので、毎年喜んで頂いています。
皮をむき眺めていると、きれいだなと感じ、そして、このようなものが木になるという不思議さを考えます。
オーガニックファームで働いていた頃に「作物が育つには、種が生きていることが大前提なのだ」ということに、はっとしたのを思い出します。
言葉では知っていたはずが、本当には考えていなかったし、そう感じていなかったのだと気づいた瞬間でした。
ロルフィングという、身体を扱う仕事をするにあたっても、これはとても大切な視点だと思っています。
つい、当たり前すぎて忘れがちです。
生きているから動けるし、変化も起きるということを。
「身体のこの部分がいきいきしてきた」
「身体が生きているのを感じる」
「私は生きているんだと感じた」
セッション中に、こんなコメントをお聞きすることが多いです。
身体感覚から、生きていると実感することが起きるようです。
僕らの奥に、生きているという不思議な現象があること。
まずは生きている身体があってのこと。
その気づきと感覚の中に生まれる種が、新しい身体との付き合い方へと育っていくように思います。
一息ついて、生きている感覚に意識を向けてみませんか。
生きているという現象