思い出すという習慣

 

「ロルフィングのセッションで得た良い感覚や、落ち着いた在り方を保つためには、どうしたら良いか」

よく尋ねられる質問のうちの一つです。

 

繰り返し、思い出してみること。

シンプルですが、まずは、そこからスタートするのが良いと思います。

 

初めのうちは、これがなかなか難しいのです。

思い出すことを、忘れてしまうのですね。

 

「日常の中で、セッションで感じたような感覚や在り方に、目を向けてみよう」

そう思っていても、忘れてしまう。

よくあることなのです。

 

日々の生活は忙しいですね。

そして、これまでの、さまざまなことを考える習慣もあります。

何気なく、何かを考えてしまうのです。

 

忘れていたら、思い出してみる。

思い出すことを、覚えている時間を増やしてみる。

そんな練習を繰り返す必要があります。

 

すると、ある時、以前よりも、思い出そうと思えるようになっているのが分かってきます。

習慣が変わってきた証拠です。

 

良い感覚が思い出せなくても、問題ありません。

思っているような、落ち着いた在り方がなくても大丈夫です。

 

思い出してみようと、思えるように変化したこと。

そのような習慣がついてきたこと。

これが、すでに、大きな変化だからです。

 

まずは、セッションで感じた感覚、在り方を思い出してみよう、と思ってみること。

そのような時間を、ほんの少しでも過ごしてみること。

そんな小さな繰り返しが、より良い変化が続いていくための、大きな助けになります。

 

何についても同じですね。

何に意識を向けているのかが、結果に反映されていくのです。